2016年6月12日放送のゲンキの時間
今回は足裏トラブルについて
意外と気にしない部位でもありますが
症状があって放っておくと、ひざ痛や
腰痛の原因にもなってしまうのです。
足裏トラブル、どういうものがあるの?
足腰に悩みがある
ゲンキチャレンジャーに協力してもらいます。
Aさんは、ふくらはぎのむくみや疲れが気になる
Bさんは、睡眠時に足がつる、肩こり、ひざ痛が気になる
Cさんは、右足がつまずく、右足のかかとに鈍痛
親指がしびれる、肩こり、ひざ痛が気になる
多いですね。
東京都港区にある、足の診療所へ。
ここで検診をしてもらいます、どういう事を
調べるのかというと
皮膚や爪、筋力や骨の配列、関節の可動域
じん帯や腱の柔軟性、神経、血流などの検査をします。
最後に荷重検査、足裏のどの位置に重力が集まって
いるのかという事がわかる検査です。
検査の結果、さがねさん以外全員が足の
アーチが崩れていました
土踏まずの部分ですね、ここがきちんと
アーチになっていないという事。
アーチは、親指の付け根、小指の付け根、かかとの
3点を結ぶじん帯と筋肉です。
足には人体の4分の1の骨が集まっていて
この骨とアーチがじん帯を支えている。
様々な日常動作が出来るのはこの2つのおかげ。
現代人のほとんどに起こっているようです
アーチが歪むことで外反母趾になりやすい
女性に多そうな病ですが、実は外反母趾
というのはかかとが原因でなってしまう。
かかとの骨をレントゲンを見ると、地面から
かかとが垂直になっていると問題ないのですが
かかとの骨が傾いているとまっすぐ人体を
支えられていないので、アーチが崩れる
アーチが崩れると、足の親指の骨がねじれる
先端の骨が歪み外反母趾となるのです。
Cさんは朝起きたてや長時間歩いていない時に
ふっと歩き出すと、その数歩はかかとが痛むといいます
それは足底筋膜炎だそうです。
足底筋膜炎というのは、足裏の筋肉の表面にある
厚い膜に細かい亀裂が入り炎症が起こる事を言います。
アーチが崩れると足底筋膜も一緒に
引っ張られてしまいかかとが痛むのです。
中高年に多い病気だそうです。
アーチが崩れているのを確認するのに
適しているのが片足立ち
アーチはクッションのように伸び縮みすることで
体重を分散させることができます。
片足立ちが出来ないという事はアーチが
崩れているという事です。
またアーチは地面に着地すると衝撃を吸収
してくれます、これが出来なくなると
長時間歩行の時、親指がしびれてしまいます。
自分の足で自分の神経をふんでいるとのこと。
更に膝が内側をむいたりして、アーチの矯正を
したりすることで負担がかかり、腰痛にもなり
肩の位置がずれたりすることに繋がる。
足元のちょっとした崩れが全身に影響するのです。
自分のアーチをチェックしよう
かかとから指を沿わせていくとぶつかる
アーチの上にある骨に印をつける
座った時と経った時で、その印の位置が
どれだけ変化するかを測定。
印が1㎝以上変化するとアーチが崩れている可能性が。
アーチの崩れはどうすれば治る?
アーチの崩れというのは元に戻らないようで
矯正をするしかありません、インソールなどを
使って崩れを抑制しましょう。
インソールはフットケア外来、創傷ケアセンター
等の医療機関で作ることが可能です。
自分でできるアーチ崩れの抑制はアキレス腱のばし
アキレス腱はかかととくっついています
アキレス腱が縮むと
かかとが傾きアーチが崩れる傾向に
なので柔軟性を高めていくことが重要。
だけどアキレス腱を伸ばす時、ぐいぐいっと
動かしたりしていませんか?
あれって実はよくなくて、正しいアキレス腱のばしは
まずまっすぐ立った状態から、片足を1歩前に出し
両方の足が床と平行になるようにする。
壁に手をついて行いますので、壁と足は
垂直になるようにする、そしてぐいぐいと
反動を付けないでじっくりとアキレス腱を伸ばしていく。
壁を押していくような感じですね。
1日5分程度行いましょう。
足の骨だけではなくて皮膚にも注目
足裏の代表的な悩みといえば、タコとウオノメ
どちらになるかは圧力で決まります。
タコは指の付け根や骨などの面にできやすく
外に向かって皮膚が厚くなる
ウオノメは骨の間や関節のくぼみなど点にできやすい
内側に向かって芯を作り痛みを伴う事も。
これらもアーチに何らかの崩れがあるためできる
タコやウオノメは皮膚の防御反応の一つなのです。
また水虫というのも見逃せません。
水虫は患っている人半数にかゆみがないといいます
趾間型
指の間に症状が出る、典型的なジュクジュク
したタイプ
小水疱型
小さな水ぶくれができ破れると皮がボロボロに
むけていく、かゆみを伴うことが多い
角質増殖型
ガサガサし硬くなる、ほとんどかゆみはなく
冬にはひび割れて痛くなることもある
それらの最終版が爪の水虫、変色変形が特徴。
特にバスマットは水虫の菌、白癬菌が
うじゃうじゃいてますので、マメに洗いましょう。
水虫予防の足の洗い方は
シャワーだけで流すのではなく、石鹸を使い
足の指の間を洗うようにしましょう。