2016年3月13日放送のゲンキの時間、今回は
軽度認知障害についての特集。
現在800万人以上が、認知症と軽度認知障害を
患っていると言われています。
どのような対策を取ればいいのでしょうか。
あなたのその物忘れは危険か?それともセーフか?
軽度認知障害は、その後認知症になる可能性が
50%以上とも言われています。
この軽度認知障害の時点で見つける事が出来れば
いいのですが、日常生活に支障が少ないため
見つける事がとっても難しい。
次に5つの物忘れのパターンというのもあります
1 よく会う人の名前を忘れてしまう
2 洋があって部屋を移動したのに何をするか忘れる
3 人と会う約束を忘れてしまう
4 昨晩のおかずを忘れる
5 同じ本を買ってしまう
この中で危険な物忘れが潜んでいます。
それは何番かというと、2番3番5番です。
何がキケンなのかというと、最近の出来事や直近の
予定を覚えていない物忘れという事。
記憶というのは3つのプロセスから成り立っていて
覚える、貯める、取り出す、という3つ。
物事を覚えるのは脳にある海馬という部分
そしてその記憶は必要なものか、必要じゃないか
というのを選び、必要なものは貯めておく
そして覚えた記憶を取り出す
情報が必要になると、前頭前野で検索をし
貯めていた記憶を取り出すのです。
記憶がとりだせないのが通常の物忘れなんですが
危険な物忘れは、第一段階の覚える、という部分で
問題が起きているのです。
これはアルツハイマー型認知症と呼ばれるもので
アミロイドβが脳内に溜まり神経細胞を壊し
海馬が縮むという事が起こる病。
海馬に問題が起こってしまうので、覚える事が
できにくくなってしまうのです
頻発する場合は病院へ受診しましょう。
次に軽度認知障害になると行動にも変化が起こります
どういう行動をとってしまうのか?
1 いつも通院している病院の日にちを間違ってしまう
これは危険な行動となっていて、見当識の機能というのが
衰えてきて毎日変わる曜日がわからなくなるのです。
2 財布をよく探すようになる
これは大丈夫な行動、場所はどこであれどこに
財布をしまったのかという自覚があれば問題がないとのこと。
誰かが盗ったんじゃないか?という場合は危険だそうです。
軽度認知障害はどうすれば回復する事が出来るのか?
まず脳の認知予備力を高める事が重要
認知予備力というのは、脳内の神経細胞の
ネットワークの強さで死滅した神経細胞を補完し
認知機能を保つことが出来ます。
一度軽度認知障害と診断され、その後認知機能が
回復した91歳の女性に話を聞くと・・・
3年ほど前に物忘れがひどくなったそうです。
以前は約束をすっぽかしたり、同じことを何度も
言ったりと周りに迷惑をかけていました。
ですが今はそのようなことがなくなったそうです。
一体どうしたのかというと、投薬治療の他に
あることを行っていました、それはなにかというと
エステなんです。
これがどうやら脳の刺激になってよかったのと
エステの他にも
デイケアや家の掃除など、毎日予定がびっしりと
入っているんです。
毎日人と接することが、脳の認知予備力を高めるようです
脳のトレーニングにも、一人でやることよりも
対戦相手がいる方が効果が高いと言われています。
また、クラシック音楽も軽度認知障害や
認知症には効果的とも言われています、音楽は
リラックス効果だけではなくて、脳を活性化させる
効果もあるようです。