2016年8月7日放送のゲンキの時間、今回は
隠れ熱中症を徹底調査、その不調は
ひょっとしたら初期症状かもしれません・・・
夏の暑い日にこんな経験をしたことあるでしょうか?
・めまい 立ちくらみ
・筋肉痛 足がつる
・疲れ 倦怠感
・意識がもうろう
・大汗をかく
・頭痛 吐き気
・けいれん
・体温が高くなる
これらは全て熱中症の症状と言われております。
まず熱中症がどういうものだったのか?
熱中症経験者から話を聞くことにします
66歳の女性、3年前の7月に熱中症になりました
お友達に浅草を案内していた時の事
炎天下を4時間ほど案内し、そして終了した後
お友達と別れた後、少し喉が渇きお腹も
すいたところで向かったおにぎり屋さんに
入ったら具合が悪くなったそうです。
おにぎりとビールを頼んで、ビールを飲んで
ゆっくりしていると眠くなって、といってましたが
後に考えると、その時には意識がもうろうと
していたのだと女性はおっしゃっていました。
そしてそのあとに物凄い吐き気に襲われましたが
我慢して1時間ほどたってからお店の人に
救急車を呼んでくれと頼んだそうです
熱中症と診断されました。
熱中症を簡単にいうと、夏の暑さによって
体内の臓器が熱を持ったり、水分や塩分の
不足によって血流が減少し、栄養分やエネルギーが
全身に届かず異常をきたす病気です。
女性の場合、お友達の案内に夢中になり
喉の渇きも忘れるくらいに熱心に案内していたため
熱中症になったのでは、と考えられます。
我々の体には、口渇中枢という水分のセンサー
みたいなものがあり、体内が水分不足を
察知すると、唾液の分泌量を減らして、口や
喉が渇くようにしてくれます。
所が何かに集中しているとこの機能が鈍ってしまう
女性はこの状態に陥ったと考えられ
そして水分を補給するのがビールだったのが
重症化につながってしまった。
この場合、ビールではなく塩分を含んだ水分が正解。
次の方は66歳の男性、フルマラソンを完走するなど
体力には自信を持っていたんですが・・・
6年前にランニングをしているときでした
快調に飛ばしていたら、脚がつりだしたのです。
休憩をして水を飲んだのですが、気持ちが悪い・・・
筋肉痛と吐き気に襲われてしまいました。
必死の思いで自宅へ戻るとまずお風呂へ行きました
しかし痛みは悪化し、奥さんが救急車を呼び
搬送されました。
どうしてこういう事になってしまったのかというと
脚のつりが判断を鈍らせてしまったのです。
脚のつりというのは、血流不足により末端に酸素や
栄養が届かず筋肉が活動できなくなる
これが通常の脚のつりなのですが、夏場となると
ちょっと話が違ってきます。
本当に足がつる人もいるけど、実際は
熱中症で脚がつるという人が多いとのこと
そこの吐き気が加わると、塩分や水分が
補給できないため、病院へ行かざるを得ません。
重症化してしまったのは、お風呂に入ったため
身体を冷やさずに温めてしまいました。
夏の場合の脚のつりはまず熱中症を疑うようにする。
加えて吐き気や頭痛があれば病院へ行く。
次は44歳の女性、6年前に熱中症になりました。
当時勤務していた会社はエアコンが古く、つけてても
サウナ状態だったそうです。
最初は汗が出てきて、その後噴き出すように汗が
出てきたのですが、更にその後は汗は止まりました。
帰宅後体温を測ると、37度5分、頭痛と寒気が
あったので風邪薬を飲んで眠りました。
翌日体調はさらに悪化、体温はなんと41度になりました
そこで熱中症という事が発覚しました。
ここでのポイントは汗、汗をかくと身体を冷やします
それは肌の表面で気化して体温を下げてくれるから。
しかしこの女性の場合、汗をかきすぎて
これ以上体内から汗を出してしまうと生命活動にも
関わるため、汗が出なくなったのです。
これは非常に危険な状態。
暑いのに汗が出ないのは脱水症状を起こしている
速やかに水分補給をする
風邪と似た症状があるので気を付けましょう
熱中症患者の半数以上が高齢者と言われております
理由は高温の感知が上手くいかない
熱中症対策を怠りがちになります。
・エアコンは28度前後に設定、もしくは除湿にする
・扇風機を付けて部屋全体に冷たい空気を回す
・就寝前や夜、トイレに起きた時はコップ1杯の水を飲む
・温度計を部屋に置き、部屋の暑さを常に意識する
という事を心がけて熱中症対策をしましょう。