2017年11月5日放送のゲンキの時間
今回は足から起こる身体のトラブルについて
腰や膝、姿勢に悪さをする原因
というのは思わぬところからきている
という事もあるのです。
その体のトラブル、足からきてるかも
東京港区にある足のクリニック表参道
桑原靖先生が診断しているのは
足が痛い人、まあ当然といえば当然です。
痛い場所を探るのは当然ですが、その前に
歩き方をチェックすると言います
どのような癖、なぜそのような
歩き方になったのかの確認です。
そこで街へ出て、同クリニックで働く
久保先生と一緒に歩き方をみる事に
すると早速、歩き方をみてあの人は
腰が悪いという事がわかって、声をかけると
やはり腰が悪かった。
腰の悪い人の歩き方の特徴の一つとして
前屈姿勢の歩き方があります
かばおうとして猫背になり
姿勢を悪くしていた。
そして靴もポイント、内側から
すり減っていくというのも言い当てました
靴をみるのも検診の一つだそうです。
歩く時にかかとが内側にねじれる事で
足の親指も同様にねじれていく
先端の骨が曲がり、外反母趾になる
可能性があるのです。
女性特有のイメージがあるが、実は
男性も外反母趾になる事があるのです。
次に声をかけた女性は、歩き方をみて
つまずきやすいと推測、するとこれもご名答
つまずく歩き方の特徴として
・つま先が上がらない
・姿勢が前かがみ
という姿勢なのです。
原因は足首の硬さが原因だったのです
足首が硬いかどうかの確認ですが
きをつけの姿勢でそのまましゃがむ
和式トイレ座りのような感じですね
だけど足を広げてはいけない。
この時にかかとを上げずにしゃがむことが
できるか?ここがポイントです。
これが体のトラブルのサインで
足首が硬い事で将来、ひざや腰に痛みが
出てくることもあるというのです。
そんな方におすすめなのがアキレス腱のばし
足同士が平行になるように
かかとはつけて、前の膝に体重をかける
1日左右1分ずつ行いましょう。
足のクリニックでは他にどんな検診を?
足にトラブルを抱えたゲンキチャレンジャー
4名に集まってもらい検診。
ハイヒールを履く機会がある40歳女性
足の裏の内部が痛くなるとのこと
仕事が終わった後は急激に痛くなるようです。
43歳の男性は、かかとが痛むことが多い
朝の1歩目がとても痛いそうです
これは足底筋膜炎が疑われる。
足底筋膜という足の裏にある筋膜が
炎症を起こしている状態で
小さな断裂を起こす事で痛みが出る。
49歳女性は同じ場所に何度もタコができる
52歳男性は痛風の痛みで悩んでいる
まず問診が終わり、次に下肢機能検査
と呼ばれる検査を行います
皮膚や爪の筋力、骨の配列、関節可動域
人体や腱の柔軟性をチェックする。
最初の40歳の女性は検査の結果は外反母趾
これが痛みの原因でした。
痛みが出ているのは左足のみでした
ですが右足の方が悪い、歪みが出ている
右足をかばうために反対側の左足に
体重をかけるようになるため
痛みが出てくるのです。
次に49歳の女性、片足にタコがよくできる
この原因は親指が使えていない足で
圧力が小指の方にばかりかかっているため
タコが出来ていると考えられる。
足裏の圧力検査をみると、親指に
圧力がかかっていないことがわかった
この原因も足首の硬さにあった。
次の52歳男性、痛風だと思っているが
違っていて、強剛拇趾という疾患
歩いた時に力を逃す事が出来ず
親指の関節に炎症が起こる病気。
痛風と間違えられやすいが、違いとしては
痛風は親指の関節全体が腫れあがるのだが
強剛拇趾の場合はこの腫れが少ない。
また、足の親指をうまく使えないと
バランスが崩れてしまい、足裏の神経を
圧迫してしまい痛みが出る事も。
足トラブルの共通点は何なのか?
これは足のアーチの崩れが原因です
足のアーチというのは、かかと、親指の付け根
小指の付け根を結ぶじん帯と筋肉で
構成されています。
足のアーチの崩れる原因としては
・加齢
・靴があっていない
・肥満
・運動不足
・過度な運動
等が挙げられる。
足のアーチを矯正するには靴とインソールが重要
自分で矯正するというのは不可能に
近いので、インソールという靴の中敷きを
利用して足のアーチを整える事が重要。
土踏まずを持ち上げる事が足のアーチを
整えるポイントです。
片足にタコが出来ると言っていた女性の
靴をチェックすることに、すると
左足のかかとの部分が崩れていました。
他にもヒールの高い靴を気に入って
履いていたのですが、足の裏にかかる
体重を分散するには、4㎝以内が
良いと言われております。
ヒールが高い影響でかかとが上がり
つま先の設置面積が小さくなってしまう
なので足に安定性がない。
靴はかかとで履くもの、かかとの骨は
卵のように丸く、安定感がない
なのでかかとは安定させておくことが
望ましいのです。
また、脱げてしまいそうな靴ありますよね?
あれも歩いている時に、靴から
脱げそうになった時、足の指でぎゅっと
掴むような形を作ってしまう
なので指を緊張させた状態が
続いてしまうのです。
これが長期間続くことで起こる可能性が
ある疾患が、ハンマートゥというもの
脱げ安い靴を履く時の対策としては
足の甲を押さえつけるようなバンドを付け
固定させる必要があります。
ムートンブーツも要注意、かかとが柔らかい
素材のものが多いので足を守りにくく
アーチ崩れの引き金となってしまう。
では足に優しいベストな靴は?
スニーカーがベスト、かかとと甲が
守られておりソールもしっかりとしている
スポーツ省が推奨するスニーカー通勤は
桑原先生もおすすめしている
また1日で足の形というのは変わるので
靴ひもをこまめに結びなおすのも大切です。