2015年11月29日放送のゲンキの時間、今回は筋膜について。
肩こりや腰のハリの原因になっているのでは?
ということで2015年に注目され出した筋膜。
どういう部分のことを言うのでしょうか。
筋膜の実態って?
筋膜の事を理解するため、ある実験に3名の男女に
手伝ってもらう事に。
やってきたのは首都大学東京の竹井仁先生のもと。
普段何気なく歩いていても、筋膜の調子が悪い
影響で左手が大きく振っていたりということが
あったりします。
その筋膜ってどこにあるのかっていうとここ。
鶏もも肉などにある薄い皮なんかは筋外膜です
もう一つ深筋膜というのもあります。
これがコリやハリに影響すると言われています。
筋膜を構成しているのがこの2つ。
スムーズに動いているこれらが、何らかの原因で
ねじれてしまい、筋膜の伸縮性がなくなって
凝りが生じるというものなんです。
第2の骨格とも言われているようです。
これから実験に参加する3名の方を詳しく見ていきます。
1人目の男性の方は右肩にこりがある。
少し姿勢がよくない感じでした。
どこが悪いのかを探すのに、なぜか右腕を調べました。
すると、右腕はこのように青くなっていたのです。
右腕と右肩ってコリに関係があるのか?
実は立っているときに、腕が少し曲がった感じに
なっていたんです、それはおそらく肩に緊張
つまりハリがあって、腕が無意識のうちに
引っ張られている状態になっているため。
右腕の筋膜が引っ張られた状態になっていて
右肩の筋膜にまで引きつりがきて
肩こりが発生したと考えられています。
2人目の方は右腰にハリがあるとのこと。
そこで右腰左腰の筋肉の硬さを調べると
こういう風になっていました、左と右で全然違いますね。
右の方が青いですよね。
どうしてこうなったのかというと、この男性の方は
野球を以前やっていたようで、右バッターでした。
右側には負担が結構あるようで
・右の骨盤が上がる
・右肩が下がる
・右ひざが外側へ傾く
・左ひざが内側へ傾く
(全員にあるわけじゃないですよ)
この構えが長年しみついているので、右の腰が
あのようにハリのある状態になっていると。
このような筋膜のバランスって、スポーツを
やっていなくても、日常の癖で
バランスを崩す可能性があるんです。
カバンを持つ手、重心をかける足、携帯を持つ手
など、決まった方ばかり使うと良くないので
意識して左右で使うようにしましょう。
次に3人目の女性の方
症状は背中から腰全体にコリがあるとのこと
おまけに姿勢が前に傾いて、表情にまで影響が
出ているというのです。
この女性の方は、顔の上下の筋膜が引っ張られていて
おでこがつっぱり、表情が乏しくなっていたのです。
普通なら目を大きく開けると、おでこにしわが
出来ますが、この女性の場合目を大きく開けても
おでこにしわが出ないのです
おでこの筋膜が後ろに引っ張られているから。
筋膜を改善する方法はないのか?
筋膜リリースというものをやっていきます。
まず背中に効果的な筋膜リリース。
体を90度にしましょう、お尻を突き出したり
前に倒れるような姿勢はいけません。
この状態を30秒キープ、これを1日3セット。
慣れてきたら時間を増やすのも効果的です。
次に肩こり改善筋膜リリース。
画像でご覧ください。
1日3セットで、慣れてきたら秒数を増やしましょう。
最後は顔の若返り筋膜リリース
こちらも画像をご覧ください。
テーブルがなくてもどこでもできる筋膜リリース
1 右手を頭、左手を背中の後ろに回し
肘を90度曲げて両手を反時計回りに回し30秒
2 1の状態をキープして、右足を左足の前で交差し
体を左に倒して30秒
3 逆も同じようにして30秒キープです
これらの筋膜リリース、身体がしんどいな~
凝ってるんだよな~っていう場合
試してみる価値は、大いにありですね。
筋膜リリースの他のやり方や、道具を使った
方法で筋膜リリースをするページを見つけたので
よろしければご覧ください。