2015年9月27日放送のゲンキの時間、今回は救命救急について
国民24人に1人が、救急車で搬送されているそうです
あなたの街でも、救急車のピーポーの音を
きかない日はないかと思います。
ですが、正しい救命救急の知識というのを
持ち合わせているでしょうか?
日本人というのは、人が倒れていても事なかれ主義
つまり、関わりたくないという人が、これまた
結構多いですからね、困ったものです。
どういう救命救急の知識を持っていれば、いざという
時に役に立つかを学んでいきましょう。
もしもの時あなたは出来る?救命救急
119番をしてからも、正しいやり方というのがあります。
東京消防庁の國末さんに教えてもらいました。
気を付けないといけないのが、消防車は人が倒れている
最寄りの場所から必ず来る、というわけではありません。
遠くからくる場合もあるので、何区とか何市、
または何町から必ず正確に伝えないといけません。
他にも、誰か救急車を呼んでください
というのもいけないようで、これは仮に倒れた人がいる
現場に何人もの人がいると、誰に言ったのかわからなくなります。
なので、誰か指名する、服の色を言ったりして。
その方がその人だけを指したという事になるので
行動がスムーズになったりするとのこと。
ちなみに、救急車の到着まで全国平均で8分半だそうです。
この8分半で出来る事は何なのか?実際に起こった症例を紹介。
3人家族で、父親が倒れてしまい
息子と母親が父親の部屋に行くと意識はない。
母親は救急車を要請、すると消防署の方は
そこにいる息子さんに心臓マッサージをするように
言いました、小学校6年生です、息子は。
胸の真ん中を真下におす、それを1秒間に1回以上速く
押すようにと言われました。
救急車が到着するまでの4分間、お父さんの胸を
息子さんは一生懸命押し続けたそうです。
その後お父さんは息を吹き返したそうです。
息子さんが心臓マッサージをしないと命は
助からなかったかもしれません。
救命処置クイズ!
・第1問
帰宅するとおじいちゃんが倒れていました、あなたはどうする?
A 体をゆすって呼びかける
B 肩を叩いて呼びかける
C 触らずに呼びかける
答えはBです、まずは意識の確認をすることが重要。
激しくゆすったりすると、首も頭もものすごく動いてしまい
首の骨が折れていると、絶対に動かしてはいけません。
それで神経が傷ついたら、一生歩けなくなる可能性が
高まってしまう、そして頭も同様で
頭に傷があったらよくありません。
・第2問
おじいちゃんが失神!しかし呼吸はしています。
あなたはどうする?
A 頭を高くして寝かせる
B 足を高くして寝かせる
C 横にして寝かせる
答えはCです、上を向いていると嘔吐した場合
窒息の恐れがあります、気道の確保が
最も重要なので。
ちなみにけいれんしているときに、タオルを口に
突っ込んだりするのはよくない、窒息してしまう
可能性があるので。
・第3問
おじいちゃんがお風呂でおぼれていました、まずすべきことは?
A 1人で引き上げる
B 助けを呼ぶ
C お風呂栓を抜く
答えはC、一人で引き上げるにもおぼれている相手の
体重が多い人なら引き上げられません。
なので、お風呂の栓を抜くと水は排出されるので
抜くのがベストだそうです。
また、最近よく見かけるようになったAEDというマシーンがあります。
道で人が倒れていて、心肺停止状態の時に使うやつです。
全国で52万か所も設置されていますが、AEDが使用された場合の
救命率は50%だそうです。
しかし、心停止を目撃した人のAED使用率はたった3.6%だそうです。
これは滅茶苦茶少ないですよね・・・
AEDの使い方は、簡単です。
電源ボタンを入れると後はナビゲーションしてくれるので
その指示通りにするだけです。
電流が流れた後は、心臓マッサージをします。
特別取材、命を救う現場に潜入!
東京では1日で1900件以上の救急車の要請があるようです。
恐らく時期によって変化はありますが、本当に
救急隊の方々には頭が下がります、ご苦労様です。
そこで救急車の内部、ストレッチャーの部分の説明があって
心臓マッサージを必要とする場合は、ストレッチャーの
部分はロックされて動かないようになります
これはストレッチャーが動いてしまうと、心臓マッサージの
圧迫がきちんと心臓に届かなくなる可能性があるので
ロックさせているとのこと。
心停止状態ではない場合は、ストレッチャーのロックは
解除されていて、車の衝撃がストレッチャーに
伝わらないようになっています。
次に救急隊員が持っているタブレット、現在はこれで
開いている病院があるか?そこは入院もできるか?
などが一発でわかる端末なんだそうです。
これは凄いですね、だけど病院のたらい回しは
現在もありそうだよね・・・
続いて向かったのが東京医科大学病院。
そこのER(救命救急)の場所に特別に入ることが出来ました。
設備が凄いですよね、そこで手術も出来てしまえるような
設備が整っています、話を聞いている間にも
患者さんが到着して処置をしています。
ひっきしなしにERには患者さんが来るそうです。
お医者さん、看護師さんの方々本当にご苦労様です。
これにて終了です。