2016年2月14日放送のゲンキの時間、今回は
ひえの悩み、女性だけかと思ったら最近は
男性でも冷えで悩んでいる人が多い。
冷えには様々なタイプがある
足が冷えたりして眠れない、など多くの男性が
冷えに悩んでいました。
どうして冷え症になるのかというと、体の熱を
中心部に貯めておきたいために、末端部の
血管を狭めてしまい、熱の放出を防ぐためです。
これは女性の場合です。
男性の場合はちょっとわけが違うようです。
そこで男性6人に集まってもらい、調べてみることに。
皮膚の表面温度を最初にはかりましたが
6人全員に共通したのが、下半身の冷え症
下半身の表面温度が低かったという事です。
どうしてこうなっているのかというと
皆さん腰が悪いためなんです
腰が冷えていると神経が血管を締めているから
腰や臀部の筋肉が硬くなり、神経を刺激
そうすることで、血管を圧迫して足の血流を悪くさせる。
次に調べたのが、腋窩の実測温
腋窩というのは脇の下です、実測温というのは
普通体温計で体温を測る時って2分とか3分
測りますが、実測温の場合は10分間
わきの下に入れて計測をするそうです。
わきの下に30度位の角度で刺すように
入れ反対の腕で脇をしめる
驚いたのが平熱の概念。
実測温での平熱というのは37度2分位まで
なんだそうです、微熱というのが37度3から上
初めて知った・・・
話は戻りまして、腋窩の実測温での正常値は
36度3分から37度2分という事です。
6人の結果はというと、5名の方が36度2分以下でした。
冷え症にもタイプがあって
・内臓が冷えるタイプ
手足は暖かいのになぜか寒いという特徴がある
メタボの方がなりやすいようです。
・全身が冷えるタイプ
老化などにより体が熱を生み出しにくくなる特徴が。
だけどある方は全身が冷えるタイプだったんですが
年齢は49歳と若い、老化とは言えませんね。
そこで自律神経機能検査というのをしました。
これは、対光反射から自律神経の状態を計測する検査。
結果は瞳孔の戻りが遅い、これは交感神経と
副交感神経のバランスが偏っているため。
これが冷えにどういう影響を与えるのかというと
交感神経の働きが乱れると体温調節にも
異常をきたしてしまうのです。
どうしてこうなってしまったのかというとこの男性は
サウナが大好き、かれこれ30年位は
ジムで体を動かして、そのあとに身体を流して
サウナに入っていたそうです。
これで自律神経のバランスを崩したと。
冷えを改善するためにどうしたらいいのか?
そこである道具を使います、それはソフトボール。
これを画像の赤い位置にあててみましょう。
下半身の冷えを感じる時はお尻やふくらはぎに
内臓、全身の冷えは下半身とともに背中の
ポイントを刺激しましょう
最初のうちは体重をかけずに1か所30秒程度が目安。
他にも衣食浴といい
・衣は、お腹周りの保温
気を付けたいのは、下半身型と内蔵型の冷え症の人
機能性下着など履いて寝ると汗をかいてしまい
これが原因で冷えてしまう事も
このような場合には、トレッキング用の防寒下着が
いいようです。
・食 朝食をしっかり摂って代謝を上げる
タンパク質をたっぷりととる、ショウガや
山椒、唐辛子もつかえます。
注意点は過剰摂取、発汗に繋がりますので
そこで熱を放出してしまうので。
・浴 いきなり熱い湯船にはいらない
追い炊きなどで徐々に温めるようにしましょう。
男性の冷えの特徴、冷えが大病のサイン
ベテラン俳優の宮下洋さん、この方ご存知の
人もいるかと思いますが、仮面ライダーV3として
活躍されていた方です。
過去に冷えが原因で両足切断の危機を
体験していました。
12年前に突然足に冷えが・・・
冬でもないのに足だけが冷えていたそうです、両足。
数日たっても冷えが治まらず、靴下などを重ねて
履いてやり過ごしていました。
しかし数か月後に足に激痛が。
5分位しか歩けなくなったようです。
1分くらい休むとまた歩けるようにはなりますが・・・
その後足の痛みが限界に達してしまい病院へ。
診断結果は・・・閉塞性動脈硬化症でした。
閉塞性動脈硬化症というのは、手や足の血管が
動脈硬化を起こし、末端に十分な血液が
送られなくなる病
放っておくと、手や足が壊死し切断というケースも。
宮内さんは足の両方の付け根の血管が
ほとんど血液が通っていなくてぎりぎりという所でした。
なので人工血管バイパス術という手術をしました。
ただの冷えだと油断が出来ないですね、他にも狭心症や
心筋梗塞も初期症状が冷えからくるということも
あるそうです、十分な注意が必要ですね。
・冷えとしびれで糖尿病
・冷えとこわばりで膠原病
・冷えとむくみで甲状腺機能低下症
なんていうのもあるようです。