2016年10月2日放送のゲンキの時間、今回は
乳がんについての特集です、今だ検診率は低く
早期発見が出来ずに命を落としてしまう人が
多いがんでもあります、現状の治療法や対策など
どうなっているのでしょうか。
乳がんは増加している
罹患者数は年間で74000人、国民の11人に1人の
女性がなっていると言われております。
女性特有の病気ではなく
男性も乳がんになると言われている
それと、胸の大きい小さいは関係ありません。
まず乳がんってどういうものかを簡単に説明
乳がんは母乳を作り出す乳腺に出来るがんのこと
ポイントは進行度を示す
・非浸潤
・浸潤
という2つのタイプ。
非浸潤のタイプの乳がんは、がんが乳管内に
溜まっているため命の心配はほぼない。
治癒率はほぼ100%と言われている。
浸潤のタイプの乳がんは、乳管の外へがんが広がり
血液やリンパ節から全身へ転移する可能性がある
こちらは危ないタイプですね。
浸潤がんの場合はステージが設けられる
次に乳がんになると乳房を失う事になるのか?
という部分に疑問が出てくるところですが
手術にも、全摘出と温存術の2つがあります
がんの大きさや場所でその手術は決まる。
2013年からはインプラントといい、これで
乳房の再建ができるようにもなっていて
たとえ摘出をしたとしても、形自体は後で
再建ができるという事も考えられるようになった。
検診にも疑問が多く
・毎年受けないといけないものなのか?
・検診の頻度はどうすればいいか?
・どうして検診を定期的に受けているのに乳がんに?
というような感じに。
現在乳がんの検査で主に使われているのは
マンモグラフィーと超音波となっています。
マンモグラフィーは名前くらいは聞いたことが
あると思いますし、周りの方にもやってきたという
人もいるかと思われます、マンモグラフィーは
乳房を白く写す機械ですが、がんも
そして正常な組織も白く写してしまい小さいがんだと
見分けがとてもつけにくい検査でもあるのです。
デンスブレストといい、これは乳房が白く写る濃度の
ことを言うのですが、若年層はこれが濃く写り
高齢になると薄くなっていく。
なので若い人(20代や30代)はマンモグラフィーを
受けてもデンスブレストのおかげでガンのみわけが
難しいのです。
超音波検査は、しこりがはっきりと見えるという
メリットはあるが、がんが小さいと良性と悪性の
判断がつけにくいというデメリットもある。
また乳がんには進行の早いタイプがあります
乳がん全体の1割未満です。
乳がんになりやすい人っているのか?
乳がんのリスクと考えられるのがこちら
初潮はどこからが早いのかというと11歳未満で
くれば早いとのこと、それだけエストロゲンの分泌も
多くなってしまうのでリスクが上がると。
閉経にしてもそうで、日本人の平均閉経年齢は
53歳といわれていて、これが仮に5年遅くなると
リスクは1.4倍上昇するそうです。
乳がんの体験者はどう向き合いどう戦っていったのか?
ある女性は4年前にしこりがあることに気づき病院へ
行くと良性のしこりと診断され、念のため
定期的に検査をすると、浸潤がん、ステージ1でした。
女性の場合浸潤がんが2つもあり、乳頭に近い
という事もあり全摘出を選択しました。
その後は乳房の再建、そして治療ですが
抗がん剤を半年ごとにうけ、ホルモン剤を5年間
経過観察の通院と1年に1度の検査を10年行いました
抗がん剤の副作用は言わずもがな…です。
この治療の間も旦那さんは女性を献身的に
支えてくれたそうです、やはり家族の協力というのは
本当に大切な事ですよね。
探り合うのではなく、言葉で伝える
女性がおっしゃっていた言葉ですが、印象的です。
もう一人の50歳の女性ですが、8年前に市の検診で
乳がんが発覚、ステージ3のリンパ節転移ありの浸潤がん。
女性は頭が真っ白となりました。
手術は温存術で行われ、リンパ節は全摘出しました
その後は、抗がん剤、ホルモン剤、放射線治療が
行われました
この女性もまたお子様たちに救われたそうです。
乳房セルフチェック
鏡の前に立ち、乳房に変形、左右差、腫れ
えくぼのようなひきつれ、乳頭のただれ、などないか観察。
4本の指の腹で乳房全体をのの字を書くように
しこりがないか調べる。
月に1回月経終了後1週間以内に行うのがおススメ。
そしてなんか気になることがあれば病院へ
乳がんといっても、タイプやステージ次第で
8割は治ると言われています。