2016年7月24日放送のゲンキの時間、今回は
年をとってもよく聞こえる、聴力アップの秘訣。
加齢で聞き間違えは多くなりますからね
仕方ないと思ってしまいがちですが、実は
高い聴力を維持することは可能なのです。
街でインタビューすると、こういう悩みがあります
・聞こえているけど言葉がはっきりわからない
・高い音が聞こえにくくなると同時にわかりづらい
病院には行かないそうです、治らないのが
わかっているという意見などもありました。
だけどこれって問題があって
耳が遠くなって、ついテレビの音量を大きくして
誰かに迷惑をかけてしまうと、今後
コミュニケーションがとりづらくなり
孤立や引きこもりを生み出す問題になる可能性があるのです。
また難聴は認知症発症のリスクもあります
重度の難聴だと普通に聞こえる人の5倍にもなる。
ではどうして難聴になるのか?
音はどう聞こえるのかというと、耳に入り
鼓膜で増幅され、蝸牛で電気信号に変換されて
脳に伝わるのです。
蝸牛の中には有毛細胞があり
伸縮することで音は電気信号に変換される。
ところがこの有毛細胞、加齢で壊れていきます
なので高い音が聞こえづらくなる。
有毛細胞は残念ながら再生されません。
そこで音叉を制作している会社へお邪魔して
最終チェックをされている83歳の方の聴力を
調べてみることに、いつも音に触れているので
きっと聴力も若いんだろうなって思ったら
年相応の結果でした、しかしこの方がもっている
能力は聴覚ネットワークというもの。
聴覚ネットワークというのは、音にまつわる
全ての神経細胞のことを言います。
この聴覚ネットワークが優れていないと
耳に入ってくる音がこもったように聞こえる
雑音と声の仕分けが脳内でうまくできない
という事が起こるのです。
特に赤丸の部分は高齢者は聞こえにくい音だと
言われております。
聴覚ネットワークを鍛える方法
やり方は簡単で
音の響きが似た言葉を書き
1人が読み上げもう1人が復唱をします
この時、口の動きで推測できないように背後から出題する
ポイントは音に集中することですね。
難聴と並ぶ耳のトラブル、耳鳴り
耳鳴りに悩む人は1千万人もいるそうです
音の種類は人それぞれです、どうして耳鳴りに
なってしまうのか?
耳鳴りに悩む人って実は、老人性難聴に
なっている人が多いというのです
理由は、音が聞き取りづらくなると脳はその音域を
聞こうと興奮します。
すると脳は興奮状態となり、脳の様々な電気信号を
音として感知してしまうのです
結果耳鳴りが出てしまう、つまり脳の電気信号音なのです。
耳鳴りを抑えるためにいい方法はないか?
それは補聴器を使う事です、補聴器を使うと
色んな音が入ってきます、この色んな音が補聴器の
おかげできちんと認識されて、難聴の改善および
耳鳴りも抑えることが出来るのです。
現在の補聴器は、使用者の難聴の度合いに合わせて
聞こえない音域だけを増幅できるようになっている。